テーパー・アーカイブ & メニュー

DynaRodユーザーガイド 始めに DynaRod使用法 トラブル・シューティング 目次

上へ Archive Refresh 削除 テーブル設定メニュー 新規登録 仕様変更 部品設計 ロッドバランスの設計 曲り/ストレス計算 動的曲り/ストレス計算 曲りで設計 ストレスで設計 PF / NC 出力 Directory/ライセンス情報 エクスポート/インポート My Default(全般) リセット処理状況

テーパー・アーカイブ&メニューは、DynaRodのホームページです。 DynaRodを起動するとこの頁が表示されます。

DynaRod内に記録されているすべてのロッドがこの画面に一覧表示されます。  

機能ボタン

DynaRodの機能ボタンは、Archive画面の上部に、左から右に、ロッドに関する処理順に配置されています。  

下表にDynaRodの機能ボタン一覧を掲載しています。 各機能ボタンには、さらに工夫されたフィーチャーが内臓されています。  それらについては各機能の頁で説明します。

( )内のアルファベットはショートカットキーといいます。  [ALT]キーと( )内のアルファベットを一緒に押すと機能ボタンをマウスでクリックしたのと同じ動作になります。  

処理の順序と処理状況

1つのロッドについての処理順序は、以下のルールがあります。

[新規登録]
[仕様変更]
[部品設計]
[バランス設計]
[曲り/ストレス計算]、または、[動的曲り/ストレス計算]
[曲がりで設計]、または、[ストレスで設計].
[PF/NC設定出力]

という順序で処理する必要があります

処理状況

ロッド毎にどの処理が済んでいるかを表示しているのが、Archiveの一番右にある「処理状況」欄です。  DynaRodは処理状況をトラックしていますので、順序が違っている場合は、その旨メッセージを表示して案内しますのでユーザーは安心して使えます。

仕様変更すると(例えば2ピースを3ピースに変更)、対応して部品設計の変更が生じますので処理状況の部品設計、バランス設計の処理状況が自動的に消されます。  この状態で、曲り・ストレス計算をしようとすると、”部品設計を先に処理する必要があります”というメッセージが案内されますので、部品設計からやり直してください。

ロッドの選択

処理するロッドを選択するにはそのロッドの行を(どこでも可)クリックします。  選択されたロッド行にはレコードポインタ(左端の三角マーク)が移動するので分かります。

データの入力

アーカイブ画面ではロッド仕様についてのデータ入力はできません。  仕様を変更する場合は、「仕様変更」にて、部品情報を変更したい場合は「部品設計」にて変更する必要があります。  

画面の操作

Accessの一覧画面では以下の画面操作機能が提供されていますので便利です。

表示順序の変更 − 右ボタンで該当の列(行はどこでも良い)をクリックし、ショートカットメニューを表示させます。  昇順で並び替え降順で並び替え、を選択するとその列の内容によって並び順が変わります。  例えば、標準ではロッドIDの順で表示されていますが、ロッド名の順で並び替える場合は、ロッド名の列を右クリックし、昇順、降順を選択すると即座に表示順が変わります。  元に戻したい場合は、右クリックで、フィルタ/並べ替えの解除、を選択すると、標準のロッドIDの順に変わります。

フィルタ機能 − あるフィールドの内容と同じ内容を持つロッドだけを画面に表示したい場合、あるいは、その内容のロッドだけを除いて表示したい場合に使います。  たとえば、画面に表示されている全ロッド情報の中から、7フィートのロッドだけを画面に表示したいとします。  ロッド長が7と表示されているロッドを選び、7の上を右クリックします。  ポップアップメニューが表示されますから、選択フィルタ、を選ぶと画面には7フィートのロッドだけが表示されます。  この際、非選択フィルタ、を選ぶと、7フィート以外のロッドだけが表示されます。  元に戻したい場合は、右クリックで、フィルタ/並べ替えの解除、を選択すると標準のロッドIDの順ですべてのロッドが表示されます。

新規追加されたロッドをアーカイブ上に表示する

新規追加されたロッドは、そのままではアーカイブに表示されません。 表示するためには、機能ボタンの、Archiveリフレッシュ(R)、を押すか、マウスの右クリックで、並べ替え、フィルタ/並べ替えの解除、のいづれかを選択すると表示されます。 あるいは、一回 DynaRodをクローズし、再度立ち挙げると、画面はリフレッシュされます。
追加されたロッドは、表示される位置が一番下になりますので、レコードID欄を右クリックで、降順に並び替え、を選択すると一番上に表示されます。

 

表示情報

タイトル 意味
アーカイブのレコード番号。 新規ロッドを追加する度に1つづ増加します。
ロッドID ロッドにつけるID。 
ロッドタイトル ロッドの正式名称。
処理状況 当該ロッドの処理状況を機能ボタンのアルファベット(ショートカットキーの値)で表示。
竿種 Boat: 船竿 Fly: フライロッド Lure: ルアーロッド 等の選択。
ユーザーのガイドサイズ既定値テーブル、ガイド属性テーブル、トップガイド属性テーブルに当該ガイドセットを設定すると、各画面で竿種として選択可能になります。
ロッド長 ロッドの全長をフィートとインチで表示。
Line Wt, Number フライラインのタイプと番手
継型 均等かワンハーフかの別
継数 ロッドの仕舞い継数
ロッドの素材として使う竹の種類
ロッド断面 ロッドの断面形状 丸、四角、五角、六角、八角の別
中空指定 ロッドをSolidで作るか、Hollow(中空)で作るかの別
フェルール・タイプ Standardサイズ、Truncatedサイズ、Bamboo Ferrule、等、フェルール属性テーブルに当該フェルール・タイプを設定すると、各画面で、コンボボックスとして選択可能になります。
アクション長 ロッド全長のうち、アクションを求める部分の長さ。 フィートとインチで表示。 
Fライン長 Fishingライン長の略。  計算時に想定するフライラインの長さ。 
Line Length to Fishとも言います。
PFS プレーニング・フォーム・ステーションの間隔をインチで表示。
塗装幕厚 アーカイブに記録されている対面巾に含まれている塗装幕の厚み。 
この厚みは部品設計の実行時に差し引かれます。
接着層厚 アーカイブに記録されている対面巾に含まれている接着層の厚み。
この厚みは部品設計の実行時に差し引かれます。
ロッド・スピード 曲り/ストレス計算で前提するロッド移動スピード。 G(重力加速度の単位)で表示します。
フライ重量 曲り/ストレス計算で前提する(Fly、Lure、錘)の重さ。 竿種によって該当の対象の重量が設定できます。 設定されていると、この欄に表示されます。
魚重量 曲り/ストレス計算で前提する魚の重さ。 魚が釣れた状況を想定して魚の重さを前提にした計算ができます。 ここにはその設定状況が表示されます。
ロッドコメント ロッド情報の注意事項とか、出展などの付帯情報を記録しておきます

機能ボタン

機能ボタン名 ショート
カット
キー
機能概要
Archiveリフレッシュ (R) Archive画面を再表示するボタン。 
新規ロッドを追加した後などに、それを表示するために押します。
削除 (Z) ロッド情報を消去します。データベースには参照整合性が設定されているため、基本情報を消去すると、関連する情報を自動的に消去しますのでゴミが残りません。 
このボタンでロッド情報を削除する場合、dataフォルダー内にある関連するExcel出力ファイルも同時に削除することができます。
新規登録 (A) ロッド情報を新規に登録するための機能。
仕様変更 (B) Archiveにあるロッドの情報を変更するための機能。
部品設計 (C) ロッドに取り付ける部品を設計するための機能。
ガイドスペーシング、 ロッド・セクション毎の指定ができます。 
バランス設計 (D) ロッドのバランスを設計するための機能。
曲り/ストレス計算 (E) ロッド基本情報と、部品情報を使用して曲り、ストレス値の計算を静的ロッドモデルで行う機能。
動的曲り/ストレス計算 (F) ロッド基本情報と、部品情報を使用してロッドに関する曲り、ストレス値の計算を動的ロッドモデルで行う機能。
曲りで変換 (G) ロッドの曲りを目標としてテーパーの新規設計、変更を静的ロッドモデルで行う機能。
ストレスで設計 (H) ロッドにかかるストレス値を目標としてテーパーの変換を静的ロッドモデルで行う機能。
PF/NC設定出力 (P) 曲り/ストレス計算、曲がりで設計、ストレスで設計、の結果を利用してPF設定やNCビベラ-設定情報を出力する機能。  PF設定情報を使用する場合、部品配置表も出力できます。 NCびべらー設定情報では、ストリップ切削用、中空切削用のTapファイルを生成できます。
テーブルメニュー (T) 各種テーブルを設定・変更する機能。 
テーブル設定には、内部に8種類のテーブル設定画面があります。
Directory/ライセンス情報 (L) DynaRodの出力Directoryの指定。
ユーザーのライセンス情報の表示。
データのエクスポート・インポート (X) DynaRodのArchiveや、各種テーブルをバックアップしたり再導入したりする機能。
DynaRod終了 (Q) このボタンを押すとDynaRodは終了します。
リセット処理状況 (Y) ロッドの処理状況をリセットして初期状態にします。 dataフォルダー内のExcelファイルはそのまま残ります。
WindowのX(右上隅) 内側 現在表示されているAccess画面だけを閉じます。
間違えやすいので使う場合は注意してください。できるだけ、機能ボタンやショートカットキーを使ってください。
WindowのX(右上隅) 外側 現在実行されているDynaRodを閉じます。 
間違えやすいので使う場合は注意してください。できるだけ、機能ボタンやショートカットキーを使ってください。

 

以上

 
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