部品設計

DynaRodユーザーガイド 始めに DynaRod使用法 トラブル・シューティング 目次

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画面表示の状態

既に部品設計が完了している場合には、当頁の他に、ガイドスペーシング、セクションごとの指定、の頁タブが表示されている状態になります。

この状態と、処理状況欄の、部品設計の終了、とは必ずしも一致しないことがあります。
たとえば、部品設計を完了していたが、仕様変更にてロッド仕様を変更した、場合などがそれに当てはまります。 そのような場合は、当画面にて再度、「ロッド仕様から部品情報を生成する」ボタン、あるいは「変更をSave」ボタンを押してください。 処理状況欄の部品設計が更新されます。

その際、部品情報を手入力で修正していた場合には、手入力は上書きされてしまいますので、ご注意ください。 再度手入力をする必要があります。 修正を残したまま、処理状況欄をオンにするには、「変更をSave」ボタンを押してください。

はじめて部品設計を実行する場合には、部品設計タブのみが表示され、自動生成を実行することで、ガイドスペーシング、セクションごとの指定画面が表示可能になります。

機能

画面上部に表示されるロッド基本情報は、ロッドID、ロッド長などを除き、仕様変更画面に戻らなくても当画面で変更が可能となりました。 当画面で仕様変更した場合は、さらに、部品詳細を自動生成する必要があります。

項目名 意味と処理条件
ロッドID ロッドに付したID、ニックネーム
ロッド名 ロッドの正式名称
ロッド・コメント コメント
竿種 (*注1) プルダウンから、Boat Rod 船竿、フライロッド、ルアーロッド、エギングロッドを選択。このプルダウンはガイド属性テーブルの竿種フィールドから設定されます。  竿種は5文字で表示しますので、Fly01、Boat-A、Lure-B、のように、各竿種を更に細分化した分類も可能です。 

竿種は、竿に取り付けるガイド・セットと対応せねばなりません。 つまり、同じ竿種の5文字が、トップガイドテーブル、ガイドテーブル、ユーザーのガイド規定値テーブル、リール重量テーブル、グリップ/リールシートテーブルに存在する必要があります。
ロッド長 ロッドの全長をフィートとインチで入力。 
コンボボックスで選択。 11フィート11インチまで入力可能。
アクション長 ロッドのアクション部の長さをフィートとインチで入力。
コンボボックスで選択。 放置するとロッド長から10インチ短い長さに設定され、忠告メッセージがでます。
ロッド継型 セクションを均等にするか、2ピースの場合ワン・ハーフにするかを
チェックします。
継ぎ数 ロッドの仕舞い継ぎ数を数値で入力します。
竹の種類 コンボボックスで選択します。 竹種テーブルで設定した竹がすべて選択可能です。 Hybridを選ぶ場合は、部品設計のセクション毎の指定が必須になります。
フライライン種別 DTかWTを選択。 フライロッドのみ対象。
ライン# ライン番手を入力。 フライロッドのみ対象。
前提フィッシング長 何フィートのラインを出して以後の計算をするかを入力します。 フライロッドのみ対象。
フェルールタイプ フェルールのタイプをコンボボックスで選択します。 フェルールのタイプはフェルール属性テーブル内に設定されているものがコンボボックスに表示されます。
PFステーション間隔 前提するPFステーション間隔を選択。
ロッド断面形状 作るロッドの断面形状を指定。 四角、五角、六角、八角、丸のいづれかを選択します。
中空指定 Solid か 中空 かを選択します。 中空を選択すると自動的に 竹の種類=Hybrid となり、Hybrid指定画面が表示されます。 更に中空オプションを指定する必要がありますが、これは部品設計の頁以降で入力します。 ここでは入力できません。

機能ボタン

機能ボタン名 機能
表示切替 インチ、オンス表示とミリ、グラム表示を切り替えます。
ロッド仕様から部品詳細を自動生成 これを押すことで必要な部品を自動生成しDynaRod内に保存します。 また、処理状況欄を更新します。 
すでに生成された情報がある場合は上書きします。
変更をSave 自動生成した部品詳細を手入力で修正した場合には、必ずこのボタンでSaveしてください。 処理状況欄を更新します。
Return to Archive アーカイブ画面にもどります。

表示・入力情報

ロッド基本情報については、新規登録、仕様変更の基本情報入力の説明を参照してください。 
この画面では、修正可能な項目と修正不能の項目とがあります。 部品生成に関連する基本情報は修正できないようにしてあります。 例:ピース数、ロッド長、等
可能な限り、基本情報を確定した後に部品生成を実施してください。
また、部品情報生成後に、ロッド基本情報を変更する場合は、ユーザーの責任において対応を維持していただきますように御願いいたします。

部品詳細情報

項目名 意味
項番 各部品を識別するための番号
1.ロッドセクション
2.フライライン
3.トップガイド
4.フェルール
5.スネークガイド、ストリッピングガイド
項目 項番に従った部品名を表示します。
連番 項番の内訳をさらに連番にて区別します。例:1つ目2つ目。
タイプ それぞれの部品に特有のタイプを識別します。
サイズ それぞれの部品に特有なサイズを表示します。
取付位置 それぞれの部品の取付位置を、ロッドのTipTopからの距離として表示します。 部品側の位置は中央部です。
重さ それぞれの部品の重さを表示します。
長さ それぞれの部品の長さを表示します。
ロッドID 部品を取り付けるロッドID

 

竿種とガイド部品

ロッド仕様の「竿種」は、トップガイド、ガイド、ユーザーのガイドサイズ既定値の各テーブルから対応する「竿種」用のガイドセットを選択します。 LureロッドやBoatロッドを設計する場合には、対応するガイドセットをこれらのテーブルにあらかじめ設定する必要があります。

トップガイドの自動選択

テーパーのポイント0の対面巾によってトップガイドのパイプ内径を検索し、自動的にトップガイドのサイズを決定します。

ガイド配置の自動設定、ガイドの自動選択

ユーザーのガイドサイズ既定値テーブルにより、必要なガイドと個数、配列順を自動的に決定します。 

ガイド・スペーシングの自動決定

既定値によりガイド・スペーシングを自動的に決定します。 スペーシングの変更は、次の「ガイド・スペーシング」機能で行います。

フェルール・サイズの自動決定

テーパー情報と、ロッド長からフェルールの取り付け位置を自動決定し、フェルール・テーブルから内径を検索して、サイズを自動決定します。

 
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