PF / NC 出力

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上へ PF設定フォーム NC Mill 制御 Gコード/Mコード定義

この機能は、指定により以下の出力を生成することができます。

PF設定情報
(1) ストリップ切削用
(2) PF長より長い1ピースロッドのオーバーラップ切削用

または、

NC Mill (ビベラー)制御ファイル
(1) ストリップ切削用
(2) PF長より長い1ピースロッドのオーバーラップ切削用
(3) 中空切削用 (中空用Tap Headerファイルを指定する必要があります。)

中空ロッドをNC Millで切削する場合は、=Taperによって作成したTapファイルで、まず、ストリップを切削し、ストリップ位置を動かさないようにしておき、次に、=Hollowによって作成したTapファイルで、中空カッティングプランの切削を行います。 ストリップを動かすと、X軸の位置が変わってしまい、設計図からずれてしまいます。

既定値

ほとんどの入力情報はプルダウンにより選択します。 出力オプションプルダウンにより以下の出力を選択します。

PF 設定情報

印刷する場合は、エクセルの印刷機能を使用してください。 エクセルは、Excel/Zoomにより表示できます。
中空ロッドの場合、PF設定情報への反映はありません。

PF長よりも長い1ピースロッドをPFで削る場合は、オーバーラップ方式でのPF設定情報を作成します。 

機能ボタン

ボタン名 機能
Section情報の指定 ソースデータで選択したロッドが中空の場合に表示されます。
中空オプションを確認できます。 変更も可能ですが、この段階で変更を行うと、設計計算の結果と異なることがありえます。 PF設定出力は、ストリップ切削用のみで、中空指定の影響を受けません。
Excel/ズーム 出力ファイルのコピーを作成し表示します。最初のワークシートにPF設定情報が入っています。 表示されるエクセルファイル名は、ZoomWork.xlsです。
作成 PF設定フォームを作成し、エクセル画面にスイッチします。エクセル終了後には、元の画面にもどります。 出力エクセルファイルの名前は、RodID+”.xls"になります。
Archiveに戻る アーカイブに戻ります。

画面上のデータ

項目名 意味
PFステーション間隔 出力したいPFステーションの間隔を指定します。
ソースデータ PF設定情報は、以下の3種のエクセルファイルから作成できます。 ただしその時点で作成されているもののみ表示されます。
曲り・ストレス計算の使用したDimension
曲りで設計で生成したDimension
ストレスで生成したDimension
有効PF長/NC Millベース長 プレーニングフォームの長さを指定します。使用可能な間隔の数x間隔です。
NC Millの場合は、ベースの長さを指定します。
表示単位 インチかミリを選択します。
仕上げ削りDimensionの調整(+、−) 仕上げ削りの1/2対面巾から加減する値を指定します。
粗削りDimensionの調整 粗削り設定のサイズ調整方式を下記から選択します。
加算による調整値 固定値を加算して粗削りDimensionとします。 固定値を入力します。
割合(%)で調整 何割増しとするかを%で指定します。

 

NC Mill (ビベラー) 制御ファイルの出力

Tapファイルを作成し ”/tap”フォルダー内に格納します。 Tapファイルは一回の実行で、各セクションごとに複数作成します。 2ピースなら2つのTapファイルが作成されます。

当該ロッドが中空指定の場合は、中空用のHeader Fileを使用すると、中空のカッティングプランをTapファイルとして出力します。 この場合、X位置はストリップ切削用のX位置と対応していますので、ストリップを切削後、ストリップを動かさずに、Hollowカッティングを行えます。

NC Millベース長よりも長い1ピースロッドをPFで削る場合は、オーバーラップ方式でのPF設定情報を作成します。 

機能ボタン

ボタン名 機能
Section情報の指定 ソースデータで選択したロッドが中空の場合に表示されます。
中空オプションを確認できます。 変更も可能ですが、この段階で変更を行うと、設計計算の結果と異なることがありえます。
作成 Tapファイルを生成します。 Tapファイル名は以下になります。
RodID+Section-N + HeaderFileID +”.tap”

Nはセクション番号。 2ピース目なら 2となります。 HeaderFIleIDは使用したHeaderファイルのID。

Excel/Zoom 作成したPF設定情報を再度見たい場合は、このボタンを押します。
Archiveに戻る アーカイブ画面に戻ります。

画面上のデータ

項目名 意味
ソースデータ PF設定情報は、以下の3種のエクセルファイルから作成できます。 ただしその時点で作成されているもののみ表示されます。
曲り・ストレス計算の使用したDimension
曲りで設計で生成したDimension
ストレスで生成したDimension
NC Millベース長 PF長の欄にMillのベース長を指定します。
使用タップファイルID 使用するTap HeaderファイルのIDを指定します。 Tap HeaderファイルにDimensionを加えたものがTapファイル出力となります。
PFステーション間隔 NCのステーション間隔を指定します。
表示単位 インチかミリかを選択します。
仕上げ削りDimension調整(+、−) 1/2対面巾から加減したい場合加減する値を+−をつけて指定します。

PF長、NC Millベース長よりも長い1ピースロッドを削る場合のオプション

1ピースロッドの場合は、自動的に以下のプロンプトを表示し、選択を要請します;

    もっと長いPFを使う。 
    この場合は、自動的に、PF長が必要な長さになるまで増やします。
  オーバーラップさせて短いPF/ベースで削る。 
    この場合は、以下の入力項目を表示しますので、入力後、計算ボタンを押します。

1ピース オーバーラップ削りのオプション

項目名 意味
オーバーラップの長さ 2度に分けて1ピースロッドを削るため、1度目にはオーバーラップ部の対面巾を大きめにして削ります。 2度目はオーバーラップ部を最終サイズにして削ります。(PF設定、NC Millとも共通)
1/2対面巾増分 オーバーラップ端で大きめにする対面巾の増分を指定します。
単位は、画面上選択している表示単位に従います。
1/2対面巾は、Penta(五角形)ロッドの場合は、中心から内接円までの距離となります。(厳密に1/2ではなく、ストリップサイズの増分という意味です)。

以上

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