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この頁は、ユーザーが指定できる既定値を提供し、DynaRodの幾つかの行動を自動化することを可能にします。 MyDefaultには、タブコントロールにより次の2頁に既定値を指定できます;
機能ボタン
全般的な既定値使用言語DynaRodは、パネル、フィールド、ボタンの各名称、警告メッセージ、データの一部を、日本語、英語で切替表示できます。 使用言語は、パッケージする際に、英語版は英語に、日本語版は日本語に設定されています。 フォント文字セットは、日本語版では、”MSPゴシック”のみです。 単位表示DynaRod全体を通して、表示単位の既定値をここに指定できます。 一旦、指定すると次に変更されるまでは、どのパネルも同一単位で表示されます。 単位表示は、該当パネルに配置されている「表示切替」ボタンによっても、インチ表示とミリ表示とを切り替えられます。 単位表示の既定値は以下によって切り替わります;
アーカイブ整合性強化DynaRodは、アーカイブ内に記録されるデータの整合性を維持することを意図しています。整合性という言葉は、単にデータ保護のためにバックアップするということだけではなく、種々の機能によって処理された結果の間での、データの依存関係を守るということも意味しています。 例えば、計算結果やグラフは、「新規登録」や「仕様変更」で入力された対面巾、「部品設計」や「バランス設計」で入力された部品情報をもとに計算されます。 ユーザーが各パネルを開いた時に、その結果が対応する入力から計算されていることを保証する必要があります。 もし仮にこの整合性が失われると、ユーザーは、入力されている結果と異なる出力セットを眺めることにつながります。 DynaRodが、処理状況欄によって各機能の処理順序に固執するのはこのためです。 「仕様変更」が処理されるとDynaRodは、それ以後の処理状況欄を無効化することで、再入力、再計算をいていただくように暗黙の指示を与えています。 それは、入力された情報と出力されている情報が対応していることを保証するためです。 しかしながら、すでにこのことをよく承知しており、自分自身で必要な整合性を守る自信のあるユーザーにとっては、これらの順序づけが、かえって邪魔になることも考えられます。 そこで、「My Default」頁にオプションを設け、そのようなユーザーには、より緩やかな整合性の規制を適用できるようにしています。 以下のような仕掛けがあります。 ロッドIDが、"myrod"で始まる場合には、DynaRodは「曲り・ストレス計算」「動的曲り・ストレス計算」の計算中に、対面巾データの変更を可能にします。 通常では、テーパー変更時には、「部品設計」と「バランス設計」をやり直す必要がありますが、この場合は、それなしに再計算を続行できます。 部品とテーパーとの整合性はユーザーの判断により守ることになります。もし、テーパー変更が部品変更を伴うと、ユーザーが判断するときには、ユーザー自身に判断で、「部品設計」、「バランス設計」を実行する、ということになります。 "myrod"は、そのように意図された場所を意味します。 "myrod"以外のロッドに関しては、DynaRodは、原則として、計算中での対面巾データを許しません。 対面巾データの変更は常に「仕様変更」で行う必要があります。 続いて「部品設計」、「バランス設計」と実行し、再計算を実行することになります。 「My Default」パネルで、"アーカイブ整合性強化=NO"を指定すると、すべてのロッド行において、上記 "myrod"と同様の整合性となります。 対面巾データを変更し、「保存」した場合は、DynaRodの内部テーパー(1インチテーパー)、および、ユーザー入力テーパー(通称5インチテーパー)は整合性を持って保存されます。 この場合、ユーザー入力テーパーは、1インチ間隔で記録されます。 "アーカイブ整合性強化=NO"の場合は、データ整合性の責任はユーザーにあります。特に、部品情報との整合性について、DynaRodは責任を持ちえません。 "アーカイブ整合性強化=YES"で使用することを強くお勧めします。 その分、"myrod"行にて作業を継続し、満足する結果を得た後に、正式に名前を付け、アーカイブに登録し、部品情報との整合性を維持しておく、というのが理想的な使い方です。 フィッシング長フィッシング長の既定値を指定します。 入力オプション「新規登録」「仕様変更」のみ対象です。 多用する入力オプションを既定値として指定できます。 既定値の値は、各入力オプション変更時に、同時に切り替わります。 最後に指定したオプションが既定値となります。 出力PFステーション間隔PFステーション間隔フィールドでは2重の既定値を採用しています。 1つは、対面巾データを入力する際の既定値です。 入力時の既定値は5インチにプログラムでセットします。 既定値以外の値は、プルダウンから選択可能です。 一旦記アーカイブに記録されたPFステーション間隔データは、「曲り・ストレス計算」、「動的曲り・ストレス計算」画面に表示されます。 もう1つの既定値は、「MY Default」の出力PFステーション間隔フィールドです。 これは、PF設定、NCビベラ-設定、「曲りで設計」、「ストレスで設計」の各機能を実行する際、出力する対面巾データを指定する際に使用されます。 最後に指定したものが既定値となります。 上記、入力時のPFステーション間隔との関係は、仮に入力時は5インチ間隔で入力したテーパーでも、出力時には、この出力PFステーション間隔の指定によってテーパーが生成されるということになります。 これは、ほとんどのテーパー情報が5インチ間隔で作成されており、入力はそれに従うけれども、NCビベラ使用者は別の出力用PFステーション間隔を既定値としたい、という要望を可能にするものです。 もちろん、ハンドプレーナーが常に入出力とも、5インチ間隔とすることも可能です。 この既定値は以下のパネルで値を変更できます。
Designerプロンプト極少化「曲りで設計」「ストレスで設計」の両者は、エクセルツールとのやり取りをする際に、割と多くのプロンプトメッセージを表示します。 これは、初期のユーザーを正しくナビゲートするためです。 が、慣れてくるとメッセージが多すぎて邪魔になることも予想されます。 そこで、この既定値を変更することにより、必要最低限のメッセージだけを表示するように変更できます。 以上 |
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